monologue : Appendix.

Memorandum

その朝が 来るなら 私達はその朝に むかって 生きよう
私達は 血を吐きつつ くり返し くり返し その朝を こえて とぶ鳥だ !!

あなたはどうです? あなた自身のことは彼にわかってもらえてたんですか?

この人生は一の病院であり、そこでは各々の病人が、ただ絶えず寝台を代えたいと願っている。ある者はせめて煖炉の前へ行きたいと思い、ある者は窓の傍へ行けば病気が治ると信じている。

つまりは、こうなのです。
「読んで、話がわかり、面白いと感じていただけましたか」
イエスの割合の多い気分でしたら、もうそれで私は満足です。

「怖がるんじゃない」と僕の声は言っていた。「誰だって死ぬのは一度きりなんだ。喜劇はもうじき終わる。そうしたらもう二度とやらなくていいんだ」

強い者が……弱い者を守る……こればっかりは神さまだって変えらんないんだ !!!

荒木飛呂彦短編集より。

短編と長編の違いって、何なのだろうか? 読者にとっては「そんなの、どうでもいいじゃん」って感じかもしれないけど、描く方にとっては違いを理解してないとヤバイ道に踏み込んでしまうかもしれない。ちょっと考えてみよう。どんな短編のタイプがあるのか?

  1. 登場人物の行動や思いをひたすら追いまとめた作品。
  2. ほんの短い時間の出来事を切り取って、そこに人生やテーマを閃光のように象徴させる作品。
  3. ナンセンスやサスペンス、ムード、デザイン、エロ、グロ。それそのものを描くのを目的とした作品。
  4. 日記やエッセイ、手紙。

他にあるかな? あとは ABCD それぞれの複合的作品。こう考えると、短編と長編の違いは? あんまり差はないように思える。

単に短い作品が短編で、長いのが長編。やっぱり、「どーでもいいじゃん」って結論に荒木飛呂彦も落ちついた。

自分への戒めとして。

いいか、おまえらよくきけ!
ネットの小説を読んだことはあるか?
あれは、クズだ。
1000個読んだら、999個クズだ。
999こぶんだけ、おまえはバカになっている。
これは、かなりクズだという結果が出ている。
みんな、その事をわかっていながら、だれも言い出さなかった。
言い出しても、すぐに黙ったりへいさした。組織的な根回しで。
なぜか。
おれは知っているから、教えてやろう。
それは、作者のほうが読者より多いからだ。
作者がマジョーリティだからだ。

友達の女の子が、先日、僕の小説を読みたい、と言ってくれたので、「最初の銃口はオレの胸に」を渡した。感想書くよ、と言ってくれて、僕は「面白かった!」「つまらなかった!」とか言うメールが来るのを、ものすごく楽しみに待っていたんだけど、昨日、メールで来た言葉は、「難しい漢字が多いと読む気が失せる」というものだった。

……読者って、こうゆうものなんじゃないっすかね?

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